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趙紫陽 極秘回想録(光文社)

趙紫陽、現在の中国を見て、とても残念な方が失脚したなと思います。
もう少し「長老(特に小平)」に合わせていたらな・・・。
時間を稼げば、天下取ってただろうな・・・と。
(天下を取るという表現は、趙紫陽にはなじまないかもしれませんが。)

毛沢東の文化大革命の後、こういうせめぎ合いがあったというのは
非常に興味深いです。
文革での失脚者がこのように復活して経済的には開放していったのですね。
ただ、私のイメージでは、小平が「改革開放」の道筋を作ったとばかり
思っており、趙紫陽は天安門事件で学生側についたため失脚させられた人
という認識しかありませんでした。
(実際、小平の影響力は多大だったのですが。)

歴史に「~たら」「~れば」はありませんが、趙紫陽がそのまま失脚せずに
生きていたら、中国も民主化されて台湾と統一されてたかもしれませんね。
また、もっと日中関係も良好であったかもしれません。

いずれにせよ、この先中国がどうなっていくかは分かりませんが、
おそらく後年、大評価される可能性の高い政治家だと思います。

※読んでいて面白いなと思ったのは、「保守=極左」であるということです。
そう、あちらの政治体制では、保守はそういうことなんだなと。。。
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2010-11-27(Sat)
 

毛沢東 ある人生【上・下】(白水社)

私の幼少の頃、日中国交回復した時に新聞掲載された写真を
見たのが記憶にある最初の「毛沢東」です。
歳をとって少し老いぼれた印象でした。

中国の政治家といえば「毛沢東と周恩来」という印象が強く残っており、
その一人である毛沢東の伝記ということで思わず手にしました。

毛沢東の幼少時代から最後まで本当によくかかれているなと思いました。
彼自身、すごく自分の身の処し方を知っており、
トップに君臨するまでの間に何度か苦渋をなめたが、
引くところは引き、出るところは出て、生き抜いてきた。

また、彼はすごく勉強家であり、思想家でもある。
ただ、矛盾に孕んだ言動があるところに大いなる政治家でもあるのだろう。

スターリンは、その人が何をする(しそうな)人かを気にし、
ヒトラーは、その人がどういう人かを気にし、
毛沢東は、その人が何を考えているかを気にした、と書かれているが、
その人の心を読み取るためにある意味、罠にはめるような行動に毛沢東の恐さを感じる。

中国という広大な土地、多様な民族をまとめて国家を作れたのは、
彼が「狂気的な天才」であったからではないだろうか?

彼の作った中国はもはやないと思う。
2010-11-22(Mon)
 

この命、義に捧ぐ 台湾を救った陸軍中将根本博の奇跡(集英社)

こんな話が本当にあったとは!!と思えるような話です。

敗戦時に中国(駐蒙軍)の司令官だった根本中将が、
在留邦人、軍人の日本帰還にあたり、
穏便な対応をとってくれた蒋介石への恩義を返したい一念で、
中国共産党軍に押され敗走する国民党軍を支援するため台湾へ渡る
という当時の日本ではおよそ考えられないであろうストーリーが展開される。

その渡台の大変さ(いやぁ大変なんて軽い言葉で言い表せない)から、
実際に軍事顧問として金門島で壮絶さなど、
なぜわざわそんなことをしに行ったのかと思わせるような内容である。

いくつものエピソードが書かれているが、
金門島で共産党軍を打ち払う際に「住民を殺してはならない!」との
断固たる思いから作戦を展開し、
見事勝利を収めた手腕には感動するものがあった。

この話がノンフィクションであるということに驚きを隠せない。
2010-09-10(Fri)
 

アテネ民主政(講談社)

高校時代に世界史を取らなかった私にとっては、馴染みの薄いテーマであったが、
知らないからこそとても面白く読めたと思う。

紀元前5世紀から4世紀にかけてのアテネでの民主政の変遷を
その当時の政治家(ストラテゴス)を通して描かれている。
戦争出かけて負けたから、国外追放になったり、処刑になったりなど
政治家はかなりリスクの高い職業であったようだ。
ただ、「名誉」を得るというこの一点でやり切っていたとのことです。

この著者のすぐれたところは、その当時の方々を
現代の価値観に照らし合わせて「善悪」を決めることなく、
できうる限りの史実資料に基づき、当時の状況に照らして
書かれているところだと思います。歴史ってそうでなきゃですよね。

現代日本に、国会議員の数を減らすよう法案通してみせるような
心意気のある政治家はいないもんですかね~。
名を残すと思いますがね。
2010-08-03(Tue)
 

パール博士「平和の宣言」(小学館)

東京裁判で日本人戦犯に無罪判決を下したインド人判事がいた。
それは同じアジア人に対しての同情などからではなく、
当時の国際法に照らした上での判決だったそうである。

戦争を計画・遂行したことが戦争犯罪となるなら、
アメリカ・イギリスなども同罪であると。
この裁判は、戦勝国の敗戦国に対しての「リンチ」に他ならないと。

また東京裁判についてのみならず、著者が記した論文なども掲載されている。
そこには欧米の横暴を批判するような記載が多々見られる。

大東亜戦争(第2次世界大戦、太平洋戦争ともいうが)を
こういう視点で見るのは非常に新鮮であった。
2010-06-17(Thu)
 
プロフィール

Katsuya

Author:Katsuya
大阪出身。
現在45歳のサラリーマンです。

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